小さな幸せを大切に


by pureandstyle

料理は真心

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大好きだった「天皇の料理番」が昨晩最終回を迎えました。
ドラマはいつも録画して後日観る派なのですが、昨晩は視聴率に貢献したくて久しぶりにオンタイムで観ました。
今週から「料理番ロス」に陥りそうですが、泣きたい時は(いつ?)録画を見返して涙に浸ろうと思います。

どの回も良かったですが、俊子が亡くなる第十一話が一番心に響きました。
四季と共に流れる家族の時間。痰を自らの口で吸引する篤蔵。ジュテームの意味。子供達に受け継がれた俊子の心。どれも涙なしでは見られませんでした。
篤蔵が俊子の為に作る料理が、病状が進むにつれて次第に変わっていくのも、昔の母を思い出して身につまされました。それでも何とか元気になって欲しいと、工夫を重ねて料理する篤蔵。熱さを自分の口で確かめながら、年越そばを俊子の口に運ぶシーンも素晴らしかったです。

養生料理を作り始めたばかりの頃、篤蔵が素敵なフレンチコースを作っていました。
その中に「平豆のスープ」があったのですが、番組HPによると平豆はレンズ豆のことで、水に戻さずに使える平豆を消化を良くする為に一晩水に浸し、更に豆の皮を1つ1つ剥いて作ったのだそうです。あの小さなレンズ豆の皮を1粒1粒剥くのは、本当に手間のかかる作業。愛情なしには作れない料理です。
料理は真心。ドラマの中に何度も登場した言葉を、正に体現した料理でした。

篤蔵に感銘を受け、朝食にスープを作りました。
バーミックスでピュレにして終わりにすることが多いのですが、久しぶりにシノワで丁寧に濾してみました。
少し粒々が残るスープもそれはそれで好きなのですが、きちんと濾すとやはり舌触りが全然違います。
暑い夏の朝に、冷たく冷やしたスープの滑らかさが喉に心地良かったです。

料理は真心。食べることは生きること。
ドラマに改めて教えてもらったことを、これからも忘れずにいたいと思います。
by pureandstyle | 2015-07-13 18:17 | Veg Cooking | Comments(0)