小さな幸せを大切に


by pureandstyle

奥深きベートーヴェン

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学べば更に奥深く。





少し前のことになりますが、先月の始めに娘のピアノ発表会がありました。
今年弾いたのは、ベートーヴェンの月光第三楽章です。

譜読みだけは得意なのでとっかかりは早かったのですが、そこから先に全然進みません。手が小さくてオクターブ連続が出来ない上に、ベートーヴェンの曲を理解し表現するのには娘の性格や心があまりに幼過ぎるのです。ただ指が速く動くというだけで単調になってしまい、先生には「これではツェルニー(練習曲)」だと言われる始末。娘には早過ぎたのではと後悔しかけたのですが、毎年恒例の先生による「追い込み集中レッスン」により、最後の2週間でかなり音色が変わりました。娘も自分の弾き方がツェルニーぽいことを自覚し、最後の1週間は珍しく(!)頑張って練習したようです。

本番は何箇所かミスタッチがあったものの、今までで一番の出来でした。
ここ数年、毎年強心臓ぶりは発揮していたもののそれだけでカバーし切れず、一番の出来とは言い難いこともあったのですが、今年は親馬鹿乍ら今までで一番良く弾けていたと思いました。最後の一週間(短!)だけではありましたが、娘なりに真剣に曲と向き合った成果が出たのではないかと思います。

今年はベートーヴェンを沢山(といっても数曲ですが)弾いた一年でした。
娘も私も、ベートーヴェンは暗くて繰り返しが多いという偏見があって好きではなかったのですが、一つ一つの曲にじっくり取り組んだことで、その奥深さに初めて触れることが出来た一年だった気がします。

こちらでも何度も書いている通り、娘は音楽は好きですがピアノの練習は大嫌いなので、それならいっそピアノは辞めた方が...と思ったことが何度もありました。でも、映画のとある台詞ではないですが、ある山を越えて娘が嬉しそうに演奏しているのを見る時、やっぱりもっと続けて欲しいと思いますし、その音色を傍でもっと聴きたいと思うのです。
娘が自ら辞めたいと言った時には、その意思に従うつもりでいます。ですが、本人が続けたいと言う限り、ピアノが好きだと思っている限りは、たとえ言葉と裏腹に全然練習しなくても(!)、続けて欲しいと改めて思う発表会の夜でした。
by pureandstyle | 2014-12-14 18:06 | Family | Comments(0)