小さな幸せを大切に


by pureandstyle

作曲発表会2013

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昨晩、娘が作曲を習っている先生の門下生による発表会がありました。




娘が参加するのは今年で3度目です。一昨年はフルート、昨年はピアノの連弾曲を書き、今年はチェロの曲をと言われ、初めて弦楽器の曲を作りました。

実は、発表会を前に、ピアノと作曲のレッスンを辞めさせようかと本気で悩んでいました。
音楽が好きと言いつつピアノの練習はやらず、好きだと言っている作曲も殆どせず、毎日ぐうたら過ごしている娘にレッスンを続けさせるのが果たして良いのかとずっと考えてはいたのですが、発表会前に今迄で一番深刻な事態が発生しました。チェロを弾いて下さる方に、楽譜を前もってお渡しすることが出来なかったのです。
元々タイトなスケジュールで、先生から曲を作るようにとお達しがあったのは発表会の1ヶ月半前でした。いきなり「「チェロのメヌエット」を作るようにと言われ、チェロの音域もメヌエットの形式ルールも分からないまま、テーマを作り、伴奏を作り、展開部を作り...と課題を何とか仕上げ、発表会約1週間前にお渡しする筈だったのですが、最後の最後に清書の宿題を娘がすっぽかしました。先生が怖いのか、いつもギリギリではありましたが作曲の宿題だけは忘れたことがなかったのですが、前日の23時過ぎまでやっておらず、途中で寝てしまったらしいです。それ迄も、次のレッスン迄の準備期間が3日だろうと1週間だろうと、前夜にならないと始めないというとんでもない娘でしたが、完成させずに行ってしまったのは今回が初めてでした。結局チェロの方に楽譜をお渡しすることは出来ず、発表会3日前に予定していた1回だけの合わせ練習の前、早朝に先生宅へ再度伺って清書を見て頂き、チェロの方にその場で楽譜をお渡しして初見で弾いて頂くことになってしまいました。

練習不足で自分が失敗するだけならまだしも、演奏をお願いする方にまでご迷惑をおかけしてしまったことに、親として申し訳なさと我慢の限界を感じました。それ以外にも、ぐうたらぶりを露呈する日常のトラブルが頻発しており、音楽をやる以前にすべきことがあるのではとも思いました。ピアノも作曲も、本人がやりたいと言うのでやらせているものの、本人が辞めたいと言ったらいつでも辞めさせるつもりでした。音楽に限らずスポーツでも勉強でもそうだと思いますが、本人にやる気がなければ、自ら努力したいと思わなければ夢を実現することは出来ないと思います。娘は昔から練習から逃げてばかりだったものの、音楽が好きだという言葉だけを信じて続けさせて来ましたが、思い切って一旦全部辞めて、先ずは生活を正すこと、そして本当に音楽がやりたいのかを本人に考えさせた方がいいのでは、と今回は本気で思い始めたのです。

発表会に出るのは、今回が最後かも知れない。
そんな悲しい思いを抱きながら観客席に座ったのですが、娘がチェロの方と演奏する姿を見て、こみ上げて来たのは別の思いから来る涙でした。
親馬鹿でお恥ずかしいのですが、とてもいい曲でした。勿論それは親の耳による贔屓目ならぬ贔屓耳であり、プロの方からすれば全然なっていない所も多々あると思いますが、私にとっては発表会の中で一番心に響いたメロディでした。娘が「チェロが響く曲にしたい」と言っていた通り、娘がピアノで弾いていたのとは全く違う響きを放っており、真剣な表情で、チェロの方の演奏を見ながら伴奏を合わせている娘の姿を見て、娘が「チェロのメヌエット」として完成させたかったのはこれだったのかと初めて分かった気がしました。

帰りの電車で、何故あのメロディを思いついたのか聞いてみました。
課題を与えられたレッスンの帰り道に思いついたと言っていたので、本当は特に理由はなくぱっと頭に浮かんだだけなのだと思いますが、後付と思われる(!)説明を喋り続ける娘は本当に嬉しそうでした。音楽が好きと言いつつ全然練習しないのだから、本当は好きではないのではないか、とまで思いかけていましたが、やっぱり娘は音楽が好きなのだと改めて思いました。

これが最後かもと思って臨んだ発表会でしたが、もう少し続けさせてみることにしました。
前途多難で、これからも何度も迷うことがあると思いますが、自分の体力と精神力が続く限りは(!)何とか娘を支えていこうと思います。昨晩の、バロック調の優しいメロディと、延々と1時間以上も話し続けた娘の音楽への思いを、躓く度に思い出しながら。

...なんてカッコつけて纏めてしまいましたが、来月にはピアノの発表会があるので、その練習で今晩から再びキーキー騒ぐことになること必至です。
ああ、そろそろまた練習しなさい攻撃をしかけなくては...
Commented by パチ子 at 2013-10-23 23:10 x
練習しなさい同様、宿題しなさいを見ているので、手強さは想像つきます(笑)
親の心子知らずといったところでしょうか(^^;)
でも、やっぱりこの結論に至ったAKKOさんは、素敵なお母さんですね!
Commented by pureandstyle at 2013-10-24 20:48
>パチ子さま
先日の調子で(!)夜遅くに始めて何とか毎回凌いでいたのですが、遂に寝落ちという事件に...
一応今はこの結論でやっていますが、再び練習しなさい攻撃をかけなければならない毎日に早くも疲労困憊です。(苦笑)
by pureandstyle | 2013-10-17 19:24 | Family | Comments(2)