小さな幸せを大切に


by pureandstyle

我が家のロールパンと母のバターロール

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久しぶりにロールパンを焼きました。
ベーシックな生地を、ロール型に成型したものです。約20年前に天然酵母のパンを習い始めた時、初めて作ったのがこのパンでした。母もパンを焼く人だったこともあり、母に聞いたり自分で本を見たりしながら、イースト生地でパンを焼いたことはそれ迄にもありましたが、天然酵母の生地を扱うのはその時が初めてでした。今迄とは全く異なる作り方や味わいに驚き感動しながら、先ずはこのパンで練習しなくちゃと何度も作ったものです。

奇遇なことに、私が小さかった頃、母が初めてパン教室で習ったのもロールパンでした。
同じロールパンでも、母が作ったのはバターロール。写真のロールパンはバターも卵も砂糖も入らないシンプルな生地なので、同じ成型でも大分異なります。母はその後様々なパンを習っては焼いていましたが、一番最初に習ったバターロールは私と同じく思い出深く好きだったのでしょうか。その後も頻繁に朝食のテーブルに登場しました。天板に等間隔に並んだ、成型発酵が完了してぷっくりと大きく膨らんだバターロール生地に、母が刷毛で照卵を丁寧に塗っていた姿をよく覚えています。

幼い頃は、母が焼くパンの中でもコルネやデニッシュの様な菓子パンが好きで、バターロールがテーブルにあると不満げな顔をしたりした悪い娘でしたが、自分でパンを焼く様になって、実はバターロールも菓子パンに負けず劣らずリッチな生地だったことを知りました。
今迄自分で焼くロールパンというと、写真のシンプルな生地のものを専ら作っていましたが、今度はリッチなバターロール風のロールパンをノンバターで作ってみようと思います。母の味を思い出しつつ。
by pureandstyle | 2013-06-04 18:38 | Bread | Comments(0)