小さな幸せを大切に


by pureandstyle

今年の挑戦

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今更の内容ですが...(以下長文です)




昨年に続き、今年も娘が夏休みにピアノコンクールへ出場しました。
今年も練習嫌いで先生に大変なご苦労をかけつつ、今年は予選を何とか2回突破し、本選を迎えました。

相変わらず練習から逃げてばかりとはいえ、予選の一回目を通過したので昨年よりは若干時間があるかと思ったのも束の間、予選通過直後に右手の指を怪我してしまい、またしても大変なことに。昨年と同じく一人では10分と持たない状態で、昨年同様私も練習に付き合うことになりました。
以前も何度か書いたことがありますが、娘は一通り弾けるようになる迄の練習は好きなのですが、その後細かい部分を練習するのが大嫌い。特に音色や細かい表現を練習するのは娘にとっては苦行です。ですが昨年に比べ、今年は手が小さい為に選択肢が少なく、娘が苦手なタイプの曲ばかりになってしまいました。「もうやることがない」と練習を投げ出す(本当は細かい部分が沢山あるのですが)娘に、直す箇所を練習させる為に先生のレッスンに仕事帰りに同行してポイントを伺い、自分でも曲の背景や分析を調べて娘と一緒にどう弾くべきかを考えたりもしました。
ですが自分で考えた弾き方は一般的ではなく且つ粗削りな弾き方で、先生に全部直されることになりました。本選を通過する為にと、先生がおっしゃる通りに弾き方を変えたのですが、段々と音に力がなくなり、本番前日には別人のように元気がなくなってしまいました。自分が弾きたいように弾けないことが大きな葛藤となり、娘の音色に力がなくなってしまったのです。
本番前日のレッスンを追えて帰宅した後、練習は嫌いでもピアノを弾くのは好きだった筈の娘が、全然楽しくなさそうに弾く姿を見て胸が詰まりました。そして一通り弾いた後、娘は「もうどうやって弾けばいいか分からない」と涙をこぼしました。こんなことは初めてです。
良い結果は出して欲しいけれど、魂が抜けたような演奏で本当にいいのか。娘と考えた末に出した結論は、自分が弾きたい形に戻すことでした。そのことを電話で先生にお伝えすると、先生も同じことを考えて下さっており、結局彼女なりのスタイルで本番に臨むことになりました。

結果は残念ながら不合格。審査員の方々の講評を見ると、独特の弾き方や体の揺れを多く指摘されていました。自分の世界に入り込むと、大きく体が揺れてしまうのです。
次の本番まで1週間弱、体の揺れを修正して再度挑みましたがやはり残念な結果となりました。娘のような粗削りな弾き方では、やはり全国大会の厳しい合格ラインは超えられないということなのだと思います。

最後のたった数週間でしたが、娘が辛そうに苦手な練習に取り組む姿を見て、今年も考えさせられることが沢山ありました。
先日書いた通り、今年はもうやらなくてもいいのではと先生も私も思っていたところ、本人のたっての希望で(練習はしないのに)今年も出場したのですが、やはり今年も、いえ昨年以上にその練習は辛いものでした。ピアノに向かっても、練習を始めるのは数十分経ってからで、その前にいつも即興で何かを弾いたり、コンクールで聴いた曲を記憶を頼りに弾いたりするのですが、その間はとても楽しそうなのに、それでは練習にはならないからと中断して細かい練習をさせなければなりません。
娘にとって、音楽は文字通り「音を楽しむ」ものであったのに、その楽しさが失われてもいいのかと、今年もまた強く考えさせられました。ですが地道な練習を積み重ねなければ進歩しないという一面も確かにあります。小さい頃からもっとやっておけば良かったと、後で後悔してももう遅いのです。

本選終了の翌日、仕事から帰宅した私に娘が「これからはまたゆっくりした生活になれるね」と口にした一言が忘れられません。
そんなことを言う程大層な練習はしていないのですが、1時間練習するのに3時間以上を要する(何故!?)人なので、練習量は少なくても娘の拘束時間はとてつもなく長いものに思われたのでしょう。実際、コンクール迄の数週間は心身共に余裕がない毎日でした。
これからも悩みと迷いは尽きることなく続くと思いますが、ひとまずコンクールは今度こそ今年で終わりにしたいと思っています。また来年も「やっぱり出たい」(練習はしないくせに!)と本人が言い出しそうな気はしますが...

ピアノも作曲も、娘に「させる」のではなく「一緒に楽しむ」ことを、これからはより一層考えていきたいと思っています。現実には、時間的にかなり難しいところがありますが、こちらも無理せず出来る範囲で。ストレスが溜まって娘に八つ当たりするという最悪のパターンに陥らないように。(よくあるパターンです...)
Commented by samy at 2012-10-14 22:11 x
音を楽しむ。日本語って深いですよね(^○^)
教育も「教えて育む」ですよね。
どうしても自分の子供だと「教える」けど「育む」ゆとりがなくなるんですよね(~_~;)
一緒に楽しむことが大切ですよね。
Commented by pureandstyle at 2012-10-15 20:01
>samyさま
こんばんは!日本語、奥が深いですねー。
「教えて育む」うーんこちらも深い。「育児」は「育自」とも言われますね。どちらもなかなか出来てません...
心のゆとりを持って一緒に楽しんでいければと思います。(あくまでも目標です!)
by pureandstyle | 2012-10-14 17:23 | Family | Comments(2)