小さな幸せを大切に


by pureandstyle

さよならのお店

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明日は週末Cooking Lessonです。
材料をいつものお店に買いに行ったにも拘わらず、帰宅後にサラダに使う野菜を買い忘れたことに気付きました。慌ててお店に電話して在庫を確保して貰い、再びお店へ行くことに。同じ道を通って行くのもつまらない(!?)ので、ダウンをクリーニングに出しがてら、ほんの少し遠回りして行くことにしました。





娘が「あれ、ここ何かすっきりしてるね」と指差した先を見ると、確かにいつもと少し違う様子。スーパーがあるビルのとあるスペースなのですが、いつもはそこで野菜の仕分けをしているスーパーの方々がいないのです。年中無休のお店なので、まさかと思って正面に回ってみると、予想通りお店のシャッターが全て閉まっており、近所の方からの「今までありがとうございました」という手紙が何枚か貼り付けられていました。

手紙を貼った方々は、近所に住み始めてから五十年以上もそのお店を愛用されていたとのこと。
書かれていた文面によると、そのお店の歴史は五十年どころではなく、何と関東大震災以前からあったのだそうです。大震災も、第二次世界大戦の戦火もくぐり抜け、長い歴史を重ねてきたお店だったのです。

実はそのお店で買物をしたことは殆どないのですが、野菜や生鮮品が並べられた店内の端には生活関連品(掃除道具や洗剤等)が置かれ、洗面器等のちょっとした小物まであり、レジの奥には煙草が並んだ棚があって、昭和の頃にはよく見かけたいわゆる「よろずや」さんといった趣のお店でした。長い間、近所の方々の生活を支えて来たお店なのでしょう。

そういえば何年か前、娘が公園に遊びに行くと言っていたのに公園におらず、どこに行ったのかと思ったらお店のおじさんと仲良く野菜の仕分けをやっていた(!)こともありました。その後はいつも娘や私を見かけると笑顔で挨拶して下さいました。それなのに閉店してしまったことを今日まで知らず、最後のご挨拶をすることも出来ませんでした。

殆ど買物をしていなかったのにこんなに寂しさを感じるのですから、長くそのお店を愛用されていた方々の寂しさはいかばかりでしょう。
今日の空と共に、ちょっぴり心もグレーになった土曜日の午後の出来事でした。
by pureandstyle | 2012-04-21 18:31 | Veg Cooking | Comments(0)